春爛漫の尼崎城。
その城下町には歴代城主の祈願所だった神社や
11の寺院が集まる「寺町」など、
往時の空気を感じられる場所が点在。
それぞれの社寺を参拝した証に
御朱印がいただけるので、
個性豊かな御朱印を集めるのも
城下町の楽しみ方の1つ。
今なら桜も満開!
お花見ついでにぐるっとめぐってみませんか。
※新型コロナウイルス感染症の影響がありますので、来場・来店される場合は最新情報をご確認ください。
※御朱印について:社寺によってはお手持ちの御朱印帳への記帳を控え、あらかじめ用意した御朱印(書き置き)を授与する場合があります。
例年4月上旬頃、尼崎城址公園や中央図書館、開明中公園で桜が見頃に。尼崎駅前にある中央公園の芝生広場では約2万球のチューリップが咲き誇り、桜と見事にマリアージュする。
界隈随一のパワースポット
尼崎駅
江戸時代より地元の総氏神
出屋敷駅・尼崎駅
寺町で存在感を放つ多宝塔
尼崎駅
現存する尼崎最古の名刹
尼崎駅
現代によみがえった町のシンボル
尼崎駅
天下五剣の一つが眠る寺
尼崎駅
尼崎城の史跡がたくさん!
尼崎駅
尼崎みやげの新定番
尼崎駅
城下町散策のおともに!
尼崎駅
懐かしさにホッとひと息
尼崎駅
界隈随一のパワースポット
尼崎駅
商売繁盛や家内安全を願いに多くの人が訪れる「尼のえべっさん」。境内には触ると癒される世にも不思議な「月象石」や勝負運を授けてくれる願掛け馬「勝馬さん」、稲荷神に願い事をする「願掛けきつね」など、万人を幸せに導く祈願所が随所に。
御朱印は通常、月替わり、願掛け稲荷の3種。遊び心のある筆使いと印が魅力。左/通常初穂料300円。右/願掛け稲荷初穂料500円。
江戸時代より地元の総氏神
出屋敷駅、尼崎駅
かつて尼崎城主の御祈願所だったことから、地元では「尼崎の総氏神」として親しまれる。毎年8月には夏祭りがあり、年3回(3・5・10月)落語の寄席が行われる。街並みに溶け込む深緑の大鳥居と300年以上変わらない山門のコントラストは必見。
左/貴布禰神社の御朱印。右側にだんじりの山合わせの御朱印も。右/かつて城内にあった末社・白波稲荷神社の御朱印。初穂料各300円。
寺町で存在感を放つ多宝塔
尼崎駅
観応元年(1350年)に日恩上人が開いた寺院は、本堂のまわりに立派なソテツが茂る、日蓮宗らしい風格。また、寺町の中で最も美しいといわれる多宝塔が境内にあり、桃山時代の華やかさをよく表した建築物として国の重要文化財にも指定されている。
「南無妙法蓮華経」を大きく記すのが日蓮宗の特徴。御朱印料300円。
現存する尼崎最古の名刹
尼崎駅
阪神間では珍しい律宗の寺院。605年、聖徳太子が百済の高僧に命じて建立した寺・燈炉堂が起源といわれる。毎年2月の節分会では本堂前にある能舞台でセリフのない「身振り狂言」が奉納されるなど、城下町の古き良き文化を今に伝える。
「千手大悲閣」は千手観音様を祀るお堂を意味する。御朱印料300円。
現代によみがえった町のシンボル
尼崎駅
400年の時を経て再建された天守。その内部はVRシアターから剣術&鉄砲体験まで、遊びながら城の歴史が分かるコーナーが満載。5階の展望ゾーンではタブレットを操作して江戸時代と今の風景を見比べることも。城下町散策とは違った発見があるはず!
御登城記念証は戸田、青山、松平の歴代城主の家紋入り。300円。
天下五剣の一つが眠る寺
尼崎駅
法華宗四大本山の一つ。寺町で最も広い境内には開山堂や三光堂、方丈といった国の重要文化財、六つの塔頭(独立した寺院)、専門学校を有する。また、天下五剣の一つ、数珠丸などの宝物も多数所蔵。毎年11月3日の虫干会に一般公開される。
“本門八品”は法華経が大切にする教えを指す。御朱印料300円。
尼崎城の史跡がたくさん!
尼崎駅
尼崎城最後の城主、櫻井忠興公をまつる。境内には築城当時の橋の礎石や本丸御殿の棟瓦が残っていて、往時の栄華がしのばれる。拝殿の軒瓦は桜の花をかたどった社紋が並び、境内の桜が満開になる頃には美しい桜と瓦桜の共演が拝める。
「尼崎城史跡」の字に櫻井櫻の社紋が押印される。初穂料500円。
今も脚光を浴びている御朱印めぐり。尼崎駅下車後、尼崎城から始まり、歴史空間の寺町をめぐりながら、神社仏閣を参拝して個性豊かな御朱印がいただけますよ。
ひらいみもさんが描いた尼崎えびす神社の御朱印帳。ミモザと倉持ちえびすをあしらった表紙がキュート。2,000円(御朱印付き)。
本興寺の御朱印帳は表紙か裏表紙に名刀・数珠丸がデザインされた、刀剣ファン垂涎の仕上がり。全3種各2,000円(御朱印付き)。
社紋の桜をモチーフに、表に尼崎城、裏にシャチホコがデザインされた櫻井神社の御朱印帳。ピンクと紫の2種各2,000円(御朱印付き)。
尼崎みやげの新定番
尼崎駅
尼崎特産の生醤油を使った焼き菓子「尼どれーぬ」など、独創的な発想とユーモアのきいたスイーツが充実。一番人気は、とろける食感にこだわった新作「生プリン」。10種以上のフレーバーの中から日替わりで2〜3種が登場するので早めにゲットしよう。
「生プリン」各250円。写真左からプレーン、旬のいちご、ほどよい苦みのキャラメル。
城下町散策のおともに!
尼崎駅
寺町で愛されること40年。毎朝、岡さんご夫妻が鶏ガラでだしを取って生地をつくるたこ焼きは、中がとろとろ、何個でも食べられる軽さ。おいしさの秘密は?「わての愛情が入ってるから」と奥様・幸子さんの接客も楽しい。
なんと、たこ焼きは14個200円とリーズナブル。値段は開店以来据え置き!
懐かしさにホッとひと息
尼崎駅
もともと小学校の職員室だった空間は天井が高く、開放的。テーブルやイスも実際に小学生が使う高さのものなので、座ると懐かしい気分に。ランチプレートに武庫川産黒鯛のフライや丹波篠山産有機野菜など、地元食材がたっぷり使われているのもうれしい。
左/「ローストビーフランチ」1,408円は写真のプレートにスープ、ライスorバゲットが付く。右/濃厚な「チーズケーキ」748円。