皆様には、平素から当社の事業活動にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
当社は、1905年4月12日に営業を開始し、今年で120周年を迎えました。この間、安全を最優先とした経営に重きをおきながら、鉄道事業をはじめとした多くの事業を展開するとともに、戦災、ジェーン台風や阪神・淡路大震災などの大規模自然災害、コロナ禍など、幾多の苦難を乗り越えてきました。現在は、阪急阪神ホールディングスグループの中核会社として、都市交通事業、不動産事業、スポーツ・エンタテインメント事業、情報・通信事業、建設・環境事業等の多彩な事業をグループ会社とともに展開しています。
こうした中、当社では、コロナ禍を契機に加速した社会経済環境の変化に対応するとともに、SDGs(持続可能な開発目標)、カーボンニュートラル等の社会課題の解決を図りながら、阪神グループが持続的な成長を遂げていく姿を明確に示すため、2022年に経営の基本方針を更新するとともに、新たな長期ビジョンを策定しました。
また、2024年には、阪神グループのブランド価値経営(スローガン:“たいせつ”がギュッと。)の本格始動に伴い、グループとしてブランド価値経営に永続的に取り組む意思を明確にし、経営計画とブランド価値経営の一体的な運用を図るため、経営の基本方針にグループビジョン(グループのブランドビジョン)を組み込みました。(※)
引き続き、ブランド価値経営をサステナブル経営の推進に当たっての基盤と位置付け、阪神グループが一体となって“阪神らしい”価値(あたたかさ・ほんまもん・先進性)を創造し、お客様に提供し続けることを通して、阪神グループの中長期的な発展と持続可能な社会の実現の両立を図ってまいります。
これからもより多くのお客様に「安心・快適」そして「夢・感動」をお届けし、選ばれる企業グループであり続けるために、各事業において、これまで培ってきた良き伝統を継承しつつ、あらゆる変化に果敢にチャレンジしてまいりますので、一層のご支援とご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2025年4月