耐震補強工事篇

震災から25年。未来のために万全の備えを。

工務部 施設課 土木グループ 山田直輝

鉄道構造物の維持管理や駅改良工事、他社が当社施設の近くで工事をする際の協議の窓口などを行っています。

工務部施設課には、土木グループと建築・機械グループがあり、私は土木グループに所属しています。
土木グループには現在20名の社員が在籍しており、業務としては鉄道構造物の維持管理や駅改良工事、他社が当社施設の近くで工事をする際の協議の窓口などを行っています。

対外協議から、当社が行う工事の進捗管理を担当しています。

今回の耐震補強工事は、正蓮寺川橋梁の真下に高速道路が開通する予定ですので、その近くにある当社の橋脚に耐震補強を施すものです。
高速道路の工事計画や設計に関する対外協議から、当社が行う耐震補強工事の進捗管理を私が担当しています。
そのほか、洪水や津波に備えて駅の浸水対策や、ホームドアの設置工事なども担当しています。

確実な対外協議を行うため、日々土木知識の習得に努めています。

先輩社員や協議相手の方に比べてまだまだ知識が不足している点は常に課題だと感じます。
工事責任者として協力業者に説得力を持って指示できるように、また、対外協議の場で当社としての意見をしっかり伝えられるように、日々、土木知識の習得に努めています。

成果が構造物として形になったとき、大きな喜びを感じます。

一つの工事をやり遂げたあとに、その成果が構造物という形として残っているのを目にした時に、大きな喜びややりがいを感じます。
その中でも2019年度に実施した、神戸三宮駅1,3番線ホームドア設置のためのホームの補強工事は、私が初めて設計から工事完了まで関わった業務だったので、特に印象に残っています。

最優先されるのは、言うまでもなく「安全」です。

工事の計画では様々な調整が求められますが、安全に係わる項目だけは妥協しないように心がけています。安全・安心な鉄道運行には欠かせない役割を与えられているということに責任感を持って日々の仕事に取り組んでいます。
また、工事においては協力業者との連携が不可欠であり、時には自身より一回りも二回りも年上の方と仕事をする機会もありますが、決して任せきりにならないよう、当社としての考えをしっかり反映させることを意識して取り組んでいます。

沿線の発展に貢献し、頼られる技術者になりたいです。

沿線住民ではなかったので入社するまでは特別な愛着は無かったのですが、仕事を通じて徐々に阪神沿線の魅力を知り、今では自身の仕事によって阪神沿線の更なる発展に貢献したいという想いが日々、強くなっています。
一日でも早く一人前の技術者になり、任せて安心と思っていただけるような頼られる存在になりたいです。今はまだ教えていただくことが多いですが、いずれは頼れる先輩として後輩に指導できるようになれればと考えています。